体調悪いけど休むのは申し訳ないなぁ
有給余ってるけど取りづらいなぁ
と考えたことある方はおられますか?
とても気持ちが分かります。
私は理学療法士として働いていますが、同じようなことを考え無理して仕事をしていたことがあります。
今回は、
・理学療法士は休むことは良くないことなのか?
・理学療法士の有給とは?
について悩んでいる方は是非この記事を読んでいただけたらと思います。
休むということは?
学校を休む・仕事を休むということはどういうイメージをお持ちでしょうか。私は休まずに来ることが正しいことで、休むことは良くないことだと思っていました。そのため、真面目気質な私はたとえ熱が出て風邪を引いても休まなかった記憶があります。
学生時代を振り返って〜皆勤賞〜
学生時代は、インフルエンザや忌引きを除いて常に皆勤であり、中学校・高校では皆勤賞を頂きました。私は大人しい学生であったため、休まずに来ているという認識すら持たれていなかったと思います。
皆勤賞は自己満で意味が無いものであると当時は感じていました。休まずに学校に来ても自分よりも学力・運動神経が良い人はたくさんいました。ですが、しんどいことがあっても継続して行える精神力を当時から持ち合わせていたんだ、と今になって思います。
理学療法士時代を振り返って〜初めての有給使用〜
学生の時とは違い、社会に出ると自分が休むことで他者に迷惑をかけてしまう確率が格段に高まります。私が以前勤めていた会社は、なかなか有給が取りづらく、休む人が少ない環境でした。「休んだらダメなんだ」と無意識の中で確立されていたと思います。当然の如く、熱が出て風邪を引いても出勤することは何度かありました。
転換点はコロナウイルスが流行し始めてからです。第1回目のコロナワクチン接種を行った翌日は高熱と倦怠感が出現し、社会人になってから初めて自ら有給を使用しました。それも2日連続。体調が回復し復帰しましたが、休んでいた2日間会社はいつも通り稼働できていたことを知りました。そこで始めて私は“自分がいなくとも会社(社会)は回る“ということに気づきました。
理学療法士時代を振り返って〜退職後の有給消化期間〜
転職することが決まり、残っていた約1ヶ月分の有給を消化することができました。学生時代はインドアであったため長期休みはゲーム三昧の生活でした。ですが、社会人になってから約1ヶ月もの長期休みができ、私はたくさん旅行をしました。「働くために生きているのではなく、楽しく生きるために働いている」という気づきを得ました。
理学療法士は休むことは良くないことなのか?
人に迷惑をかけてしまうし、休むことは良くないことだと思うんですけど・・・
休むことは心身の休息です。労働者には有給という権利を持っています。
中には休まず稼働し続けるパワフルな方も存在します。ですが、自身の限界を超えて働き続けるということは心身共に悪影響を及ぼす方も存在します。「ゆとり世代」と言われるかもしれませんが、いろんなことがチャレンジできる現代では、休むことは良くないことでは無いと思います。
休まず働くことでどのような悪影響があるのかを厚生労働省が分かりやすくまとめてくれていました。
厚生労働省 働き方・休み方改善指標
https://www.mhlw.go.jp/new-info/kobetu/roudou/gyousei/kinrou/dl/140312_01_01.pdf
休むことで自身ににどういった影響を及ぼすのかをまとめてみました。
単純に休みが増えるため、自分のことに使える時間が増えます。趣味や旅行、転職活動や副業といった様々な選択肢に時間を充てることができます。
有給とは?
年次有給休暇とは、一定期間勤続した労働者に対して、心身の疲労を回復しゆとりある生活を保障するために付与される休暇のことで、「有給」で休むことができる、すなわち取得しても賃金が減額されない休暇のことです。
厚生労働省:https://www.mhlw.go.jp/bunya/roudoukijun/faq_kijyungyosei06.html
有給は働きだしてから半年で10日間は付与されます。そして、付与されてから1年の間で最低5日は取る義務があります。ここまではなんとなく聞いたことがあるかと思います。
有給は労働基準法によって守られている権利です。全く使えない職場というのは違法になります。概ねは上から有給を使ってください、と言われるものと思いますが、自身でも有給がどれくらいあるのかを把握し、管理して使用することが良いと思います。
まとめ
今回は休むことは良くないことなのかについて投稿させて頂きました。
休むことは心身の休息であり、決して良く無いことでは無いと思います。「働くために生きるのではなく、楽しく生きるために働く」という考え方もあります。ですが、社会人の最低限のマナーとして休むときはしっかりと連絡を取り、他の人に多大な迷惑がかからない範囲で休みを取る方が良いと思います。
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