初めまして、拓三と申します。
私は現在理学療法士という職業に就いております。
私は新卒から理学療法士(6年目)として働いております。
私が経験してきたことを踏まえて、理学療法士とは?というテーマで投稿させて頂きます。
- 理学療法士とはどんな仕事なの?
- 理学療法士の待遇などの事情は?
- 理学療法士はおすすめの職業?
上記について気になる方は是非この記事を読んでください!
理学療法士とは何をする人?
私が現在保有している資格に【理学療法士】という資格があります。
理学療法士はPhysical Therapist(PT)と呼ばれ、主に病院や整形外科、クリニックで病気や怪我によって身体に障害が生じた方に対してリハビリを行う人という認識だと思われます。
理学療法士は国家資格であり、国家試験に受かることで取得することができます。
国家試験の受験要件として、大学または専門学校等の養成校を卒業する必要があります。
私は3年生の専門学校を選択し卒業いたしました。
3年制の方が期間が短いため、グッと詰め込んで勉強をすることになります。
勉強や実習と大変でしたが、仲間と乗り越えることが出来ました。
現在理学療法士養成校は増え、毎年たくさんの理学療法士が誕生しています。
昔に比べ理学療法士という名称は認知度が上がってきたのではないかと思います。
理学療法士の仕事内容
理学療法士は主に対象者の身体機能の改善のため、マッサージ、ストレッチ、筋力訓練、動作訓練といったリハビリ(治療)を行います。
ですが、上記はあくまで一例です。
- 心身機能
- 体調
- 性格
- 目標
- 自宅環境
さまざまな要素を考慮し、評価した上で、その方にあった内容のリハビリを提供することが重要な役割です。
理学療法士はリハビリをするだけが仕事ではありません!
- カルテ記録
- 計画書作成
- カンファレンス・会議への参加
- 他職種連携 など
各病院・施設、事業所に沿った仕事内容があると思われます。
私は介護老人保健施設で勤務していたことがあります。
大まかな1日の流れは以下となります。(一例)
- 8:30〜 始業
- 8:45〜 午前リハビリ開始
- 12:00〜 昼休憩
- 13:00〜 午後リハビリ開始
- 15:30〜 経過記録・書類作成
- 17:00〜 終業
リハビリ単位は多い時で18単位、少ない時で10単位など。
日によってリハビリ会議・担当者会議の参加、家屋調査などのスケジュールが入ります。また、リハビリ計画書の送付準備など事務的な作業も行っていました。
理学療法士の働き方
理学療法士が働く場所としては一般的には
- 病院
- 整形外科
- クリニック
のイメージだったかと思います。
しかしながら現代の理学療法士の働き方は多様化しています。
- 介護老人保健施設
- 訪問看護ステーション
- スポーツリハ
- 小児リハ
- 学校教員
- 自費リハビリ など
理学療法士のお給料
私20代後半・理学療法士5年目の月収は24万円です(地方住み)。
ちなみに1年目とほとんど変わっていません。
理学療法士を含むリハビリ職は給料が上がりにくい仕事だと言われています。
リハビリによって得られる国からの報酬(診療報酬)が決まっているからです。
どれだけサービスを提供しても得られる報酬が決まっているため、リハビリ職だけで稼げる収益には限界があるという現状です。
国からの報酬は決まっているため、理学療法士の歴がどれだけ長かろうと1年目の若手と同等の立場となるカラクリが存在しています。お給料面だけで見ると将来的に不安に感じると思います。
理学療法士の休日
私の勤めている会社は年間休日が110日になります。
基本的には週休2日で、祝日休みはありません。年末年始はお休みです。
理学療法士の休日は勤務先によって違いが出てくると思います。
365日と言われる回復期の病院であれば、土日祝・年末年始関係なくシフトを組むことになります。
理学療法士は基本的には患者様と1体1で面と向かって仕事を行うため、マンパワーが必要です。
そのため、休みも気軽に取りにくい傾向があります。
希望休が他の人と被ってしまうと場合によってはずらす必要が出てくることもあります。
休日に関しては、求人を探す段階や面接の時点でしっかりと把握しておくことが重要です。
休むことについての体験談をまとめた記事を投稿しております。是非参考にしてください。
理学療法士の将来性
AIが進化してリハビリの仕事が奪われる。という話を聞いたことはありますでしょうか。
理学療法士がその対象なのか、と言われたら部分的にそうではあると思います。
書類作成などのパソコン業務・移乗や立ち上がりなど介助を必要とする場面にAIが活躍するでしょう。
ですが、リハビリは人と人との関わりのため技術だけでなくコミュニケーションが必要とされます。
AIにはできないことがあるため、AIと共存しながら仕事をしていけることでしょう。
そのため、理学療法士としての仕事は今後も続いていくことかと思います。
しかし現実問題として、理学療法士の数は毎年たくさん増えている現状であり、2040年頃には需要と供給が破綻するといわれています。
希望の場所で働けない・リストラされる可能性はあるということです。
理学療法士の面白さ
私は理学療法士として将来やっていけるのだろうかと不安に感じることは多いです。
- 給料面
- 体力面
- 人間関係面
- 勉強面 など
不安なことは多いですが、私が約6年理学療法士として働いてきて楽しいと感じる点は2つ程あります。
- 患者様(利用者様)にリハビリを行い、その中で身体機能が良くなる、動きが良くなる、といった過程を目の当たりにすること。
- 様々な方(小児から高齢)とのやりとりは、自分の世界にはない知識や発想、思考を持ち合わせており、何が起きるか分からないということ。
理学療法士は他の仕事では経験できない、やりがいや楽しさはたくさんあります。
理学療法士はおすすめの職業?
なんとなく・安定してそうだから・資格職だからと
稼ぐ目的でこの仕事に就くことはおすすめできません。
理学療法士の資格を取るまでの労力はかなり必要です。
資格取得した後も自己研鑽が必要で、お金と時間がかかります。
資格取得したり自己研鑽をしても給料が上がるわけではありません。
ですが、社会人経験を経て理学療法士になられる方もおります。
給与面などの待遇を度外視したら人のために・人から感謝を受けることができるため、やりがいを持てる仕事ではあります。
まとめ
今回は、理学療法士とは何をするの?【待遇などの事情、おすすめの職業なのか現役理学療法士が語る】というテーマで投稿させて頂きました。
理学療法士は国家資格であり、年々資格取得者が増大しております。昨今は理学療法士に関してはのマイナスイメージが増えていると感じます。
ですが、自身としては理学療法士であることをポジティブに捉えています。
理学療法士はワークライフバランスを整えやすいと感じています。自由時間を捻出しやすく、仕事以外のことに時間を割くことができると思っています。
また、現状としてはまだ転職先が豊富であり、自身のワークライフバランスにあった職場を求めることができます。20、30代は様々なところで経験や学び、それを吸収し常に自分をアップデートすることが大事かと思われます。
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