4月、新年度が始まり新たに理学療法士として活躍される皆様へ。
新しい環境で、分からないことがたくさんある。目の前の業務に取り組むことに精一杯になっている方もおられるかと思います。
これからどうしたらいいんだろう、と考える余地もないかもしれません。
ということで今回は、
- 理学療法士の1年目をどう過ごすか?
- 理学療法士1年目で参考になる教材は?
上記について私の経験を元にお伝えさせて頂きます。
私は現在理学療法士歴6年目になります。
あまり深く考え込まず、楽な気持ちで読んでいただけると幸いです。
理学療法士の1年目はどう過ごすか?
- 日々の業務の流れを把握し、頭と体を慣らしていく
- 分からないことは積極的に聞く
- 目の前の患者さんをよくするために研鑽する
- いろんなネットワークを駆使して理学療法士に関する情報を得る
上記4つを挙げさせて頂きました。
一つ一つ解説していきたいと思います。
日々の業務の流れを把握し、頭と体を慣らしていく
おそらく入職されてから数ヶ月はOJT研修があることでしょう。先輩と一緒に動き日々の業務の流れやリハビリの流れを把握していきます。
1年目はまずは仕事に対して頭と体を慣らしていくことが大切です。1年目から即戦力を期待されているわけではありません、徐々に成長していくことを期待されています。少しずつ分かることが増えていくと思います。焦らず着実に目の前の業務に取り組んでいきましょう。余裕が出来てきたら自ずと色んな道が切り開かれていくことでしょう。
人の名前はなかなか覚えらませんでしたが、徐々に覚えてくるものです。
ちなみに私はリハビリに関してのOJT研修はありませんでした。基礎が出来上がっていない状態だったので、今も苦労しています。
分からないことは積極的に聞く
1からスタートするため、全て分からないことだらけだと思います。日々の業務・リハビリに関してだけではなく、トイレの場所、靴箱の場所など色んなことに関してです。
なんでもいいので分からないことは積極的に聞きましょう。分からないことを聞くことは誰かのためではありません、自分のためです。分からないことが多いとあらゆるストレスに繋がります。自分の精神衛生を保つために聞きましょう。それと聞く時にはメモ帳か付箋は手に持っておきましょう。覚えることが多いと、分かったつもりで分かっていないことって意外に多いです。
聞きやすい人を見つけておくのもいいかもです。職場の運にはよりますが・・・。
メモ帳は常にポケットに忍び込ませておきましょう。私はなんでもメモを取りすぎて1年目だけでメモ帳3冊くらい使ってしまいました。
目の前の患者さんをよくするために研鑽する
日々の業務を覚えると並行して大事なことがあります。理学療法士の本随はリハビリすることです。目の前の患者さんをよくするために研鑽する必要があります。
理学療法士はまず傾聴・評価することが大事です。問題点を抽出して、改善・ゴールに向かってリハビリ内容を検討していきます。この一連の流れは端的でわかりやすいのですが、実際に考えていくとなると難しいです。なので、時間をかけて経験を積みトライアンドエラーを繰り返して少しずつできるようになるといいのではないか、と思います。
併せて体の使い方、関節の動かし方、緊張の落とし方などリハビリの技術の質を高めていきましょう(個人差があったりとどれが正しいのか分からないことがあるので、誰でも理解しやすい解剖学・生理学・運動学をベースにやっていくのがおすすめです)。
徒手技術などは時間・お金・やる気がある方は、自分の興味のある分野などを学ぶと良いでしょう。修了証などあると理学療法士として明確な強みになると思います。
私はコミュ障だったので、多職種連携が苦手でした。でも、仕事と割り切って患者さんに関しての情報収集は頑張りました。
いろんなネットワークを駆使して理学療法士に関する情報を得る
仕事ではその職場でのルールや風潮があると思います。その職場でやっていることが絶対だ!正しいんだ!となってしまうことを防止する意味も含めていろんなネットワークを駆使して情報を得ましょう。同級生や学校の先生から、インターネットやSNSなど様々な情報源あります。
理学療法士として働くのですが、大前提これは仕事です。お金を得るために働きます。年数を重ねる内にいろんな思想が出てくると思うため、情報を持っておいても損はないでしょう。
ただいろんな情報を得すぎて拗れてしまうことがあります。それが私のような存在です。
理学療法士1年目で参考になる教材は?
今回私がお勧めする一冊はこちらです。
こちらは3年目までに知っておきたいことを写真や絵柄付きで分かりやすくまとめてくれています。これを読んで理解を深めることもできますが、どちらかというと理学療法士の仕事や研鑽へのモチベーションを高めてくれる一冊だと感じています。
最後に
今回は、理学療法士の1年目をどう過ごすか?新たに理学療法士となった方に向けて!というテーマで投稿させて頂きました。
理学療法士人口は年々増えています。若い世代、中堅世代、ベテラン世代が手を取り合って理学療法士界隈を盛り上げ、支えていけたらいいと思っています。
理学療法士1年目の皆様、一緒に頑張っていきましょう。
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