理学療法士は知識や技術の向上を図るため、勉強会を行うことがあります。
職場によっては持ち回りで勉強会を担当することがあるのではないでしょうか。
勉強会のテーマはなんでもいいよ〜
と、言われたことはあるかと思います。
なんでもいいよ、と言われても思いつかない・・
小児分野となると特に勉強会のテーマに悩まれることでしょう。
ましてや、PT以外の職種も参加する勉強になると余計に・・・。
今回は、
- 理学療法士が小児分野での勉強会をするときのネタは何がある?
- ネタ探しに使えるサイト・本は何がある?
上記について気になる・悩まれる方は是非この記事を参考にしてください。
私は、放課後等デイサービスにも勤務経験があります。
理学療法士が小児分野での勉強会をするときのネタは何がある?
などが挙げられます。
小児疾患に対する理学療法について(疾患別)
まず始めに理学療法士として小児分野(療育)に関わる際にどういうことが出来るかを洗い出してみましょう。
- 運動機能や感覚機能の発達促進(遊びの提供)
- 拘縮の予防(ポジショニング等)
- 生活指導(普段の姿勢や装具着用の声掛け)
- 自主トレーニング指導 〜など
上記などが理学療法士として関わっていく範疇かと思われます。
ですが、小児特有の整形疾患や先天性の疾患、発達障害など、その子によって当然リハビリ内容は異なります。
子供は成人や高齢者とは違い、どんどん成長をしていく方がほとんどです。そのため、どんなリハビリを提供すれば良いのか・・・、と悩まれる方は多いでしょう。
自身の知識・考察のアウトプットや他の方から新たな意見を頂く場としてテーマにしてみるもの一つです。
他職種から質問を受けたことについて
放課後等デイサービスでは児童指導員や看護師など多職種で協力して児童の支援を行いますが・・・
身体機能面や動作面に関して、他職種から質問を受けることが実際に多いです。
内容としては
- 活動で体幹トレーニングをする時にどんな運動が良いですか?
- 体を真っ直ぐにして椅子に座れないけど何か良い方法はないですか?
- 側湾があるのですが、やった方がいい運動は何かありますか?
などです。
理学療法士以外の職種から受けた質問をそのまま勉強会のテーマにしてみるのも一つでしょう。
自身が気になることについて
私は高齢者リハビリしか関わったことが無い状態で、小児リハビリに挑戦いたしました。
感覚統合・・・?発達障害・・・?重症心身障害児・・・?
小児リハビリについて調べる内に分からないことにたくさん出会うことでしょう。
テーマについて何でも良いと言われた場合は自身が気になることについてまとめてみるのも一つでしょう。
研修会に参加した内容について(研修報告)
小児分野では興味を引くような内容の研修会が様々あります。
- 低緊張児へのリハビリ!
- 触り方!ハンドリング!
- 発達障害児とのコミュニケーション!遊び!
会社によっては研修参加費用を負担してくれる場合があります。その時は積極的に研修に参加し、知識や技術を得るとともに、研修報告として勉強会のテーマにしてみるのも一つでしょう。
閲覧した文献について(文献抄読)
理学療法士はエビデンス・EBM=医学的な根拠に基づいてリハビリを考えていきます。
- Google Scholar
- PubMed
- JーSTAGE
上記のようなサイトからリハビリに関する文献を探した経験はありますでしょうか。
「小児 体幹 トレーニング」という感じで検索するといろんな文献がヒットします。見つけた文献から得られた情報をアウトプットするのも一つでしょう。
※一つの文献を鵜呑みにするのはあまり良くないため、批判的な目線も持ちながら抄読していくことをお勧めします。
ネタ探しに使えるサイト・本は何がある?
ネタ探しに使えるサイト・参考本としては
<疾患などの知識>
- JーSTAGE
- 厚生労働省サイト
<研修会情報など>
- 理学療法士協会
- こくちーずプロ
- PT-OT-ST.NET
<参考本>
- PT・OTのための発達障害ガイド―知りたかった!
- 学校・家庭で楽しくできる 発達の気になる子の感覚統合あそび (発達障害を考える心をつなぐ)
上記などが挙げられます。
まとめ
今回は、理学療法士が小児分野での勉強会をするときのネタは何がある?【放課後等デイサービス・多職種へ】というテーマで投稿させて頂きました。
テーマとしては上記の5つを例として挙げさせて頂きました。
せっかく勉強会を担当するとなったら有意義な勉強会にしたいはずです。
「いつ・どこで・誰に向けて・何について・なぜそれを伝えるか・どのように」を意識して軸がぶれないようにテーマを考えていきましょう。
コメント