訪問看護ステーションで働く上でリハビリ職・看護師との関係性はいかがですか?
他職種のためコミュニケーションや仕事において少し戸惑う場面があるかもしれません。私も常にそう感じております。
今回は、
- 訪問看護におけるリハビリ職・看護師の関係性は?
- 良好に過ごすための秘訣は?
上記について気になる方は是非この記事を参考にしてください。
私は訪問看護ステーションに勤めてから約2年となります。私が感じた訪問看護ステーションでの働き方も含めてリハビリ職目線でお伝えできればと思います。
理学療法士とは?と気になる方は是非下の記事を参考にしてください!
訪問看護におけるリハビリ職・看護師の関係性は?
訪問看護ステーションに従事するメンバーとして以下が挙げられます。
- 看護師・准看護師
- 保健師
- 理学療法士
- 作業療法士
- 言語聴覚士 等
“訪問看護“ステーション、と名前があるように訪問看護ステーションの運営には看護職員が所属していることが絶対条件になります。
私が訪問看護ステーションで仕事を続けれるのは、大前提として看護職員が所属してくれているおかげなのです。いつもありがとうございます。
どれだけリハビリ職員が増えても、看護職員が常勤換算2.5名以上でなければ意味がありません。実際、国からもリハビリ職が多い訪問看護ステーションに対してはメスが入れられつつあります。
業務量の差について
訪問看護ステーション内でのリハビリ職員・看護職員の業務量は違うのではないか?と感じています。私の所属しているステーションでの情報をもとにお伝え致します。
- 訪問時間・件数
- 書類作成の量
- 緊急時対応・夜間対応(オンコール)
- 命の責任の重さ
訪問時間・件数
リハビリ職は大体1日1人当たり40分リハビリを行います。看護職員は大体1日1人当たり30分〜60分の訪問を行います。(利用者ごとによって変わることもあります)。
リハビリ職は1日約5〜6件、看護職員は一日5〜8件行っています。看護職員は訪問時間30分のケースがあるので、その分件数が増えることもあるみたいです。
また、リハビリがメインの利用者の方に対しても看護職員が3か月に1回「モニタリング」を行う必要があります。看護メインの方に対してリハビリ職員が訪問する機会はあまりありません。
書類作成の量
毎月の作成書類として「計画書・報告書」が存在します。
リハビリ職員はリハビリ介入している方だけを対象に作成します。看護職員も看護目的で訪問している方を対象に作成しますが、前述したリハビリメインの方も定期的にモニタリングする必要があるので、リハビリ職員より作成書類の量は多いです。
緊急時対応・夜間対応(オンコール)
利用者さん・ご家族さん・ケアマネさん・施設職員さんから何かあった時に24時間対応できるようにしなければなりません。(緊急時の加算をとっている場合)
看護職員が対応されており、確実に負担となる要因ではあります。
命の責任の重さ
ターミナルケアの方への介入や前述した緊急時、急変時の対応では看護職員の方が介入する機会は多いと思われます。命の責任の重さがリハビリ職より大きいと感じています。
良好な関係性を築くためには
- 訪問業務の負担を減らす
- 書類作成・雑務など協力できる部分は協力する
- 報連相は徹底する
- 仕事を覚えてミスを減らす
訪問業務の負担を減らす
看護職員が訪問時間の兼ね合いや緊急時の対応で忙しい場合があります。その場合看護師の指示の元にお手伝いできる部分を手伝い負担を減らすことも大事です(薬のセットや健康観察など)。
もちろん訪問看護指示書に基づいて、違法性がないように注意しましょう。
書類作成・雑務など協力できる部分は協力する
書類作成に加えステーションによっては雑務があることでしょう。看護職員が忙しい場合は協力できる部分は協力して負担を減らすことも大事です(医療用品・備品の補充、書類作成の補助など)。
報連相は徹底する
日中は基本的に訪問業務で外出している機会が多いです。そのため、コミュニケーションを取る機会が少なくなる可能性があります。電話・チャットツールなども駆使しながら報連相を徹底しましょう。
看護職員が知らなかった・把握していなかった、ということになると2度・3度手間になるのでそのようなことが無くなることが最適です。
仕事を覚えてミスを減らす
とにかくちょっとしたミスから減らすことが大事です。看護職員に頼まれたことを忘れていたりすると少しずつ信頼を失います。
まとめ
今回は、訪問看護におけるリハビリ職と看護師の関係性は?良好に過ごすための秘訣を考察してみた!というテーマで投稿させて頂きました。
訪問看護ステーション以外では看護職員と同じ空間で過ごす機会は少なかったように感じています。訪問看護で従事する上では看護職員との関係性はとても重要ですので、この記事を参考にして頂きながら上手く立ち回って行きましょう。
コメント